(冬)横手のかまくら

ページ番号1004590  更新日 2021年9月28日

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かまくらの概要

写真:横手のかまくら

「かまくら」は、水神様をまつる横手の小正月行事です。

かまくらは毎年2月15・16日の夜に行われる小正月の伝統行事で、みちのくの冬の風物詩として全国的に知られています。

中に子どもたちが入って、「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」「おがんでたんせ(水神様をおがんでください)」といいながら、甘酒やおもちをふるまいます。

「かまくら」はもともと、中にまつられた水神様にお賽銭を上げて、家内安全・商売繁盛・五穀豊穣などを祈願する行事でしたが、時代の変化とともに観光化が進んで現在のような形になりました。

市内に100個ほどできるかまくらの中では、甘酒(あまえこ)やおもちやお菓子などを食べながら、夜が更けるのも忘れて話っこに花が咲きます。ぜひ一度、雪国のメルヘン「かまくら」にきてたんせ

かまくらの歴史

横手のかまくらは、約450年の歴史があるといわれています。

藩政の頃、武家の住んでいる内町(うちまち)では、旧暦1月14日の夜、四角い雪の壁を作り、その中に門松やしめ縄などを入れ、お神酒や餅を供えてから燃やし、災難を除き子どもの無事成長を祈った左義長のかまくらが行われました。

一方、商人の住んでいる外町(とまち)では、旧暦1月15日の夜、町内の井戸のそばに雪穴を作り、水神様(おしずの神さん)を祀り、よい水に恵まれるようにと祈りました。

また、当時の子ども達の間では、積もった雪に穴をあけて、その中に入って遊ぶ雪遊びがありました。

これらの風習が長い年月をかけて融合し、現在のような「かまくら」になったといわれています。

大正の終わり頃までは、現在のように各家々でかまくらをつくるのではなく、町内ごとに行われていたようです。かまくらの夜は、満月が煌々とかまくらを照らし、月明かりに浮かぶかまくらや、灯るローソクの火には情緒深いものがあります。子どもたちは、月明かりに自分の影をうつして占ったり、固く圧雪した雪に、雪下駄をきしませて歩いたりしたものです。

昭和11年、ドイツの建築家ブルーノ・タウトがかまくらを見てメルヘンの世界を絶賛し、彼の著書「日本の再発見」にそのときの感動を伝えています。

「すばらしい美しさだ。これほど美しいものを、私はかつて見たこともなければまた予期もしていなかった。これは今度の旅行の冠冕だ。この見事なカマクラ、子どもたちのこの雪室は!…

子どもたちは甘酒を一杯すすめてくれるのである。こんな時には、大人たちはこの子たちに一銭を与えることになっている。ここにも美しい日本がある。」

昭和10年頃までは雪室のかまくらが作られていましたが、天井が落ちる危険があったため止められ、天井にむしろなどを掛け、入口にはござなどを下げました。

昭和27年より、かまくらの開催日が新暦2月15日となりました。その後、「ぼんでん」と合わせ「雪まつり」として開催することになりました。

昭和34年にモデルかまくらが作られ、これを契機に現在のようなかまくらが作られるようになりました。

昭和37年頃になると、自動車の交通量が多くなり、交通の邪魔にならないようにと注意が出たため、だんだんかまくらの形が縦長になってきました。

昭和44年になると自動車の交通量が多くなり、規制を受けた道路はかまくらが作られなくなりました。この頃よりかまくらの数がだんだん少なくなっていきました。

これを受けて、昭和46年頃にはミニかまくら運動がおき、町中にミニかまくらが作られるようになりました。この頃から、市内に点在していたかまくらを集約した「かまくら通り」を設け、一層の観光化がはかられました。

かまくらの語源

かまくらの語源には諸説がありますが、これだと断定することは難しいようです。

  • 「かまど」の形と似ているからという説
    かまくらの原型はかまど型でした。形ばかりでなく、この中で正月用のしめ飾りなどを焼いたことから「かまど」を語源とする説となっています。
  • 鎌倉大明神を祀ったからという説
    古い書物に、かまくらの側に鎌倉大明神の旗が立てられている絵があり、また鎌倉大明神を祀ったとも書かれています。この神の名から「鎌倉」を語源とする説があります。
  • 神座(カミクラ)からかまくらになったという説
    雪室は神様の御座所、すなわち神様のおいでになる神座であることから、この神座(カミクラ)がかまくらに変化したという説です。
  • 鎌倉権五郎景政を祀ったという信仰からでた説
    後三年の合戦で、弱冠16才で勇敢に戦った鎌倉権五郎景政を祀ったことから、かまくらとなったという説です。
  • 鳥追い歌の歌詞からという説
    鳥追い歌に「鎌倉殿」という歌詞があることからかまくらになったという説です。

かまくらの作り方

昭和34年に「モデルかまくら」が作られてから、現在のような形のかまくらになりました。
かまくらの作り方については、一般社団法人横手市観光協会が次のような指導を行っています。

  1. 雪を積み上げる
    直径約3.5mの円を描いてその中に雪を積み上げ、踏み固めながら3mくらいの高さに積み重ねていきます。
  2. 穴開け
    正面入口部分に縦1.3m、横0.7mの印をつけ、穴を掘り始めます。壁の厚さを50cm残し、内部を大きく掘り上げます。
  3. 仕上げ
    内側と外側の壁になる部分を滑らかに丸く仕上げます。最後に、内部の正面に神棚を作って完成です。

イラスト:かまくらの作り方

かまくらの基本情報

開催日
毎年2月15日、16日
場所
秋田県横手市横手地域内
料金
無料
問合せ先
教育総務部文化財保護課 電話:0182-32-2403
商工観光部観光おもてなし課 電話:0182-32-2118
一般社団法人横手市観光協会 電話:0182-33-7111

地図

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商工観光部観光おもてなし課観光企画係
〒013-0036 秋田県横手市駅前町1番10号(よこてイースト)
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