収入保険をご活用ください

ページID1003796  更新日 2021年9月28日

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平成31年1月から新たに始まった「収入保険」は、農業をされている方の経営努力では避けられない、自然災害や農産物の価格の低下などで、売上が減少した場合に、その減少分の一部を補償する保険です。

収入保険制度

収入保険制度では品目の枠にとらわれず、自然災害による収量減少だけでなく、価格低下なども含めた収量減少を補てんします。

対象者

青色申告を行っている農業者(個人・法人)が対象です。
加入申請時に、青色申告(簡易な方式を含む)の実績が1年分あれば加入できます。

補償の対象内容

原則すべての農産物が対象です。
自然災害による収量減少や価格低下だけでなく、災害で作付不能、病気等で収穫不能など、農業者の経営努力では避けられない収入減少全般を補償の対象とします。

ただし、収入減少だけでなくコスト増も補てんする肉用牛肥育経営安定特別対策事業等の対象である肉用牛、肉用子牛、肉豚、鶏卵については、収入保険の対象品目ではありませんのでご注意ください。

補てんの仕組み

補てんの仕組みの概要

  • 保険期間の収入が基準収入の9割(5年以上の青色申告実績がある場合の補償限度額の上限)を下回った場合に、下回った額の9割(支払率)を上限として補てんします。
  • 補償限度額と支払率は複数の割合の中から選択できます。

基準収入の設定の仕方

基準収入は、農業者ごとの過去の収入の平均(例えば、青色申告実績が5年分あれば5中5、2年分あれば2中2)を基本としつつ、保険期間中に見込まれる農業収入金額を考慮して計算されます。

加入する場合は、保険料・積立金・付加保険料の支払いが必要です。(任意加入)

  • 保険料は掛捨てになります。保険料率は、1.08パーセント(50パーセントの国庫補助後)で、自動車保険と同様に、保険金の受取がない方は、保険料率が下がっていきます。
  • 積立金は自分のお金であり、補てんに使われない限り、翌年に持ち越されます。

類似制度とは選択加入となるのでご注意ください

収入保険と、農業共済、ナラシ対策などの類似制度については、どちらかを選択して加入してください。

青色申告を始めましょう!

  • 収入保険制度に加入するためには、青色申告を行っていることが必須です。
  • 青色申告は、自分の経営を客観的につかむための重要なツールです。
    青色申告には、税制上のメリットもありますので、ぜひ取り組んでみませんか。

新たに青色申告を始めるには

個人の場合、その年の3月15日までに、最寄りの税務署に「青色申告承認申請書」を提出すれば、翌年の確定申告から青色申告を行うことができます。

青色申告とは

「正規の簿記」と「簡易な方式」があります。

  • 正規の簿記は、複式簿記です。
  • 簡易な方式は、白色申告にはない現金出納帳等を整備することが必要です。

青色申告の主なメリット

青色申告特別控除

「正規の簿記」の場合は55万円(要件を満たす場合は最大65万円)を、「簡易な方式」の場合は10万円を所得から控除可能です。
詳しくは下記の「青色申告特別控除額・基礎控除額が変わります(国税庁) 」をご覧ください。

損失の繰越しと繰戻し

損失額を翌年以後3年間(法人は9年間)にわたって繰り越して、各年分の所得から控除可能です。
また、繰越しに代えて、損失額を前年に繰戻して、前年分の所得税の還付を受けることも可能です。

帳簿をつけることで、自らの経営状況をつかみやすくなるとともに、金融機関からの信用を得やすいといった経営上のメリットも出てきます。

収入保険制度に関するお問い合わせ

収入保険制度に関するご相談・お問い合わせは、下記までお願いいたします。

お問合わせ先
秋田県農業共済組合(NOSAI秋田)
住所:秋田県秋田市中通3丁目4-50
電話番号:018-884-5222

このページに関するお問い合わせ

農林部農業振興課水田利活用係
〒013-8502 秋田県横手市旭川一丁目3番41号(秋田県平鹿地域振興局3階)
電話:0182-32-2113 ファクス:0182-32-4037
お問い合わせフォームは専用フォームをご利用ください。