髙橋茶舗(国登録有形文化財)

ページID1004391  更新日 2021年9月28日

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特徴・見所

写真:髙橋茶舗

建築年代
旧座敷蔵:大正9年

当家の内蔵は、元の所有者である米穀販売商を営んでいた五十嵐養吉が大正9年に座敷蔵として建築したものです。
旧座敷蔵は二階建て切妻造りで、土蔵全体が黒漆喰で仕上げられ、すべての角を細く欠き込み白漆喰の極細の線で輪郭を描き上げています。
一階内部は、以前は板の間の前室と奥の間となる座敷と納戸の三室に仕切られていたことが確認できます。床は一階に栗、二階には松の床板が張られ、柱は太い杉柱を用い3尺間隔で建てられています。三室を仕切る欄間には、松竹梅や鶴、月、変わったところでは釣竿と玉手箱など縁起物の透かし彫りが嵌め込まれ、職人の技術の高さが窺われます。
屋根の小屋組は、和小屋組となっています。職人達の円熟期に建てらた土蔵であるため、さまざまな工夫と職人の技が注ぎ込まれた土蔵であり、土蔵職人たちの技術を伝える遺構として貴重な土蔵です。

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