旧勇駒酒造(国登録有形文化財)

ページID1004379  更新日 2021年9月28日

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特徴・見所

写真:旧勇駒酒造

建築年代
主屋:明治前期

店舗は大正後期の建築で昭和10年代に増築されています。東西に細長い敷地で、店舗はその東に建っています。入母屋造の2階建てで、正面となる東面に平屋建の看板建築の店舗を設け、看板は酒屋を現す酒樽を模したモルタルの鏝絵が施されています。
内部の旧仕込み蔵は「宝暦蔵」と呼ばれ、江戸時代後期の建築とされます。この「宝暦蔵」の名は旧勇駒酒造の創業が宝暦年間であったことから呼ばれたものと思われ、宝暦蔵の内部は、酒の仕込み蔵であったことから装飾などは行われず、柱と貫によって丈夫な躯体を造りだしています。現在は撤去されていますが、仕込み蔵として使用されていた当時は、作業の足場となる中二階の床が張られ、より堅固な造りとなっていました。間口に対し細長いこの蔵は、小屋組の形状や土台の違いなどから二度の大規模な増築が行われたことが窺がえ、増築の年代の違いにより数種類の小屋組形式を見る事ができます。

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