埋蔵文化財

ページID1005072  更新日 2021年9月28日

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横手市は旧石器時代から中世まで、断絶することなく遺跡が発見されています。このようなことは秋田県内の他地域においてありません。それほど横手は昔より住みやすい場所といえるでしょう。
秋田県内において、最も古い土器は山内地域で発見されています。また県内では遺跡の少ない時代といわれる古墳時代から飛鳥時代の資料も横手市域で多く見つかっています。さらに後三年合戦(役)は日本史の教科書にも記載されるほどの重要なでき事で、古代から中世への転換期であり、その舞台が横手市域で行われていることも重要なことです。
中世の横手市は小野寺氏の時代です。城跡も多くあり30カ所以上確認されています。この時代は不明なことが多いことから今後の調査が待たれるところです。
横手市内で確認されている遺跡は現在のところ約660あります。これがすべての遺跡ではなく、未だに発見されていない遺跡が横手盆地のどこかに埋もれているのかもしれません。
このような遺跡を埋蔵文化財と言っており、現在判っている横手市の遺跡を伝えること、また次世代へ伝え、残していくことも我々の仕事といえるでしょう。
もし開発予定地が遺跡内にあった場合、届出が必要となりますので、文化財保護課までご連絡くださいますようお願いします。なお、届出様式は下記からダウンロードできます。

遺跡の中で土木工事を行う予定の方は下記リンクをご覧ください

埋蔵文化財担当ではこんな仕事をしています

埋蔵文化財緊急調査事業

公共機関および民間における開発行為に伴う埋蔵文化財調査です。開発を行う前に遺跡の有無を確認します。

後三年合戦(役)等関連遺跡整備事業

横手市を主要な舞台にして行われた後三年合戦(役)の関連遺跡である沼舘城跡(沼柵推定地)、金沢城跡(金沢柵推定地)、国の指定史跡大鳥井山遺跡附陣館遺跡の範囲・内容確認調査を行っています。将来的には沼柵および金沢柵の特定および国の史跡指定を目指します。
令和2年度は、学識経験者の方々のご指導をいただきながら、金沢城跡の西麓部の発掘調査を行います。

開発事業に伴う発掘調査

ほ場整備・道路建設や店舗建設などの開発に伴う埋蔵文化財の記録保存を目的とした調査で、開発主体からの受託事業です。令和2年度は、ほ場整備に伴い平鹿地域の下福田東遺跡および下福田尻遺跡の発掘調査を実施しました。

開発事業に伴う詳細分布調査

ほ場整備などの大規模な開発の場合、開発の前年度に事業予定区域において試掘調査を実施します。

発掘調査に関連したシンポジウム・公開講座

発掘の成果を市内外に周知するため、各分野の専門の先生方をお招きして年に数回シンポジウム等を開催しています。

写真:携帯電話アンテナ設置に伴う試掘調査
携帯電話アンテナ設置に伴う試掘調査
写真:発掘調査の様子
発掘調査の様子
(平成19年 金沢城跡発掘調査)

写真:公開講座の様子
公開講座の様子(平成23年 沼柵公開講座)

このページに関するお問い合わせ

教育委員会教育総務部文化財保護課埋蔵文化財係
〒013-8601 秋田県横手市条里一丁目1番64号(条里南庁舎)
電話:0182-32-2403 ファクス:0182-32-4034
お問い合わせフォームは専用フォームをご利用ください。