施設案内 陣館遺跡

ページID1005148  更新日 2021年9月28日

印刷大きな文字で印刷

写真:陣館遺跡と金沢城跡

概要

金沢柵推定地・陣館遺跡が国の史跡に追加指定されました。

平成29年10月13日、後三年合戦の決戦地、金沢柵推定地の1つである陣館遺跡が国の史跡大鳥井山遺跡に追加する形で史跡指定されました。

陣館遺跡は、国道13号に面した後三年合戦金沢資料館の近くにあり、通称「陣館(じんだて)」と呼ばれる独立した小丘陵に立地しています。遺跡の東側には旧羽州街道を挟み金沢城跡があり、いずれの遺跡も日本史に大きな影響を与えた後三年合戦の決戦地である金沢柵の推定地として伝えられてきました。
横手市教育委員会では、この金沢柵の場所を特定するために、陣館遺跡において平成22年から26年までの5か年にわたり発掘調査を実施し、大鳥井山遺跡と同様の段状地形や、大鳥井山遺跡の四面廂付掘立柱建物跡と同時期・同規模の建物跡、街道から建物跡へ至る道路跡などを発見しました。また、当時貴重品とされた内耳鉄鍋や短刀など、後三年合戦と同時代の11世紀代の遺物も出土しました。
以上のことから、陣館遺跡は大鳥井山遺跡と同じく、当時この地を支配していたと考えられる清原氏に関連する遺跡であり、奥州の中世社会の成立を知る上で重要であると認められたため、国の史跡として指定されたものです。

所在地
横手市金沢中野字根小屋地内
期間
私有地につき立入禁止
利用料金
無料
問合せ先
横手市教育委員会教育総務部文化財保護課
電話番号:0182-32-2403
交通アクセス
秋田自動車道横手ICから車で約20分
バス:横手バスターミナルより大曲方面行きに乗車、約20分で金沢本町バス停到着、
下車後徒歩5分で後三年合戦金沢資料館へ到着
備考
後三年合戦金沢資料館の駐車場付近から陣館遺跡を見ることができます。
写真:四面廂付掘立柱建物跡
四面廂付掘立柱建物跡
写真:段状地形の様子
段状地形の様子
写真:階段状の道路跡
階段状の道路跡

写真:内耳鉄鍋の出土状況
内耳鉄鍋の出土状況
写真:建物跡の柱穴から出土した短刀
建物跡の柱穴から出土した短刀

地図

陣館遺跡の地図

このページに関するお問い合わせ

教育委員会教育総務部文化財保護課埋蔵文化財係
〒013-8601 秋田県横手市条里一丁目1番64号(条里南庁舎)
電話:0182-32-2403 ファクス: 0182-32-4655
お問い合わせフォームは専用フォームをご利用ください。