田んぼダムの取り組み

ページID1013747  更新日 2026年9月11日

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近年、全国各地において、これまでの想定を超えるような集中豪雨が頻発しており、過去に水害を経験していない地域においても、農作物や農業用施設、住宅地等への被害が発生しています。こうした中、流域のあらゆる関係者が協働して豪雨被害を軽減する「流域治水」対策が注目されています。農業分野においては、水田が持つ多面的機能の一つである雨水貯留効果による洪水防止機能(水防機能)を活かした「田んぼダム」の取り組みが推進されています。

田んぼダムとは

「田んぼダム」は、水田が持つ雨水の貯留機能を活用し、大雨時に雨水を一時的に水田へ貯留することで、流域の農地やその下流域における浸水被害のリスクを低減する取り組みです。

以下の画像のように、水田の落水口に堰板や小さな穴の開いた調整板などの器具(流出量調整板)を取り付けることにより、水田に降った雨水が時間をかけてゆっくりと排水されます。これにより、水路や河川の水位が急激に上昇することが抑えられ、浸水被害のリスクが低減されます。

田んぼダムを実施している水田のイメージ画像
田んぼダムを実施している水田のイメージ図

田んぼダムの種類(排水方式)

田んぼダムの排水方式は「機能分離型」と「機能一体型」の2つの形式があります。特徴や構造は以下のとおりです。

機能分離型
  • 堰板(田面水位調整用)と流出量調整板(田んぼダム用)を別に設置する
  • 比較的小~中規模な降雨では田面水位に影響を与えず、比較的大規模な降雨で貯留機能を発揮する
  • 稲わらやゴミによる排水への影響について、堰板裏の水面上昇に合わせて稲わら等も浮くため、排水口が塞がれにくく、排水への影響が比較的少ない
  • 専用の器具(排水桝など)の設置が必要となる
機能一体型
  • 通常の堰板に代えて、V字・U字・丸孔などの切込みを入れた調整板を設置する
  • 比較的小規模な降雨から貯留機能を発揮する
  • 田んぼダムの効果発揮が不要な小規模降雨時に通常の水位を保ちたい場合は、調整板の操作が必要となる
  • 稲わらやゴミによる排水への影響について、調整板の排水部分にゴミが詰まりやすく、排水に影響を与える場合がある
機能分離型・機能一体型の説明図の画像
機能分離型・機能一体型の説明図

田んぼダムに取り組むにあたって

田んぼダムは、地域の農家の皆様の自発的な協力を得ながら行う取り組みであり、持続的に取り組まれることが重要です。
また、畦畔や排水桝などの適切な維持管理が重要となります。取り組む前に、以下の現場条件をご確認ください。

  • 十分な高さ(30センチメートル程度)と堅固な畦畔があるか
  • 貯留した雨水を安全に排水できる落水口があるか

多面的機能支払交付金の活用

多面的機能支払交付金において、地域の防災・減災力の強化のための活動として田んぼダムに取り組むことができます。
また、取組対象面積などの条件を満たす場合、交付金の加算措置を受けることができます。

活動の例
畦畔の補強・再構築、田んぼダム用排水桝・流出量調整板の設置など
加算条件
資源向上支払(共同)の交付を受ける田面積全体のうち5割以上において田んぼダムに取り組むこと
加算対象
資源向上支払(共同)交付金の対象農用地のうち田面積全体
加算単価

田10アールあたり400円

※活動を5年以上継続している組織は、交付単価に0.75を乗じた額が交付単価となります

秋田県における田んぼダムの実施状況について

秋田県では、田んぼダムの取り組み状況や効果、農家の声などを県ホームページにおいて「田んぼダム通信」として公開しています。詳細については、以下のリンクからご確認ください。

その他関連リンク

このページに関するお問い合わせ

農林部農林整備課農村整備係
〒013-8502 秋田県横手市旭川一丁目3番41号 秋田県平鹿地域振興局3階
電話: 0182-32-2114 ファクス:0182-32-4037
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