議員研修でより円滑な議員間討議の手法を学ぶ

ページID1004245  更新日 2021年9月28日

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2月6日、より円滑な議員間討議の手法について理解を深めようと、議員発案による「市議会議員研修会」を開催しました。
講師には、青森中央学院大学准教授の佐藤淳先生を迎え、「『対話』をベースとした議員間討議のあり方」と題して、ご講演いただきました。
今回のテーマはずばり、「議員間討議」。佐藤先生からも「議員間討議は難問中の難問」という前置きがある程ですが、議会の議論をより深めるには避けては通れない課題です。
また、佐藤先生には以前にも議員研修で講師を務めていただいたことがあり、今回は「KJ法」というふせん紙を使う手法で、「議員間討議のグランドルールを作る」作業を通して和気あいあいと研修を進めました。
このうち佐藤先生からは、「議員間討議は、何でも言っていいんだと勘違いされ、ルール無しの意思表明のトークショーになってしまう場合がある。それを防ぐためにも、ちゃんとしたルール、同じ認識の下に討議しないと話し合いがかみ合っていかない」とのお話があり、実際に横手市議会としての「議員間討議のグランドルール」を作るという作業を通して、議員全員が同じ認識を持つことができました。
でき上がった「グランドルール」は早速、議員同士の話し合いの場において活用されています。

写真:佐藤先生の講話に耳を傾ける議員
佐藤先生の講話に耳を傾ける議員
写真:佐藤淳先生
講師の佐藤淳先生

写真:作業風景
意見をふせんに書き出して作業しました
写真:作業風景2
さまざまな意見があり、ふせんの整理も悩みます

写真:作業風景3
各グループでまとめられたルールをシールで投票
写真:作業風景4
投票順に横手市のグランドルールを決定しました

「議員間討議」とは?

自治体議会では、議案について行政職員に対して質問をする質疑を中心として審議を行う事が多い現状となっています。ですがこれだけでは、議決するにあたって議員個人個人が賛否の意思表明をするだけであり、議決することに対し議会として市民への説明責任を果たすことはできません。議会は「熟議」を通して住民のためによりよい結論を出すことが求められており、そのためにも、賛成、反対の表明だけでなく、どのように考えているかということを議員同士が十分に討議を行い、争点や論点を明らかにした上で合意形成を図ることが求められています。そのような議員同士の話し合いを「議員間討議」と呼んでいます。

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