雄物川高校生徒との懇談会を開催しました

ページID1004242  更新日 2021年9月28日

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令和元年11月21日、県立雄物川高校の1年生41人と横手市議会議員23人が「20年後の横手市の未来」を語るワールドカフェ形式の懇談会を行いました。

開催の趣旨と経緯

選挙権が18歳に引き下げられたことにより、これまで以上に有権者として自らまちづくりに参画していく意識を育てていく、主権者教育への取り組みが求められています。
横手市議会では、議会の立場からできる主権者教育への関わりが必要であると考え、小中学生の校外学習の受け入れなどの取り組みを進めてきておりましたが、高校生とのつながりについては課題でした。
今回、堅苦しくない雰囲気で、地域の将来を横手市議会議員と語る懇談会の開催を、県立雄物川高等学校に打診したところ、ご快諾をいただくことができたことから実施したものです。

写真:懇談会風景1

ワールドカフェとは

ワールドカフェは、テーマに添った意見交換を何回かの席替えを行いながら行い、内容を深めていく、グループワークの方法のひとつです。
最初のテーブル(自分の国)から、ほかのテーブル(他の国)を周って意見交換を重ね、最後に最初のテーブルに戻ってほかのテーブルで得た情報を交換し合います。テーブルを国に見立てて、世界を周って見聞を広げることから「ワールドカフェ」と呼ぶそうです。
自分で発言した内容は自分で模造紙に書き込んで、話題の見える化をしながら進めていきます。

写真:ワールドカフェのルールが書かれたホワイトボード
ワールドカフェのルール

ワールドカフェのエチケットは、

  • 問いに意識を集中する
  • 一人だけ話しすぎない
  • 否定せず断定しない
  • 沈黙を歓迎する
  • あ!!という気付きを大切にする
  • 落書きやメモをする

です。

さらに議員は大人のルールとして、

  • 説教をしないこと
  • 同意を求めないこと
  • 経験を中心に話すこと

以上を守りワールドカフェを行います。

写真:佐藤 淳 先生
佐藤 淳 先生

ワールドカフェのコーディネーターには、青森中央学院大学の佐藤淳准教授をお招きしました。
佐藤先生は政治学、行政学がご専門で、青森中央学院大学の准教授をお務めになっているほか、早稲田大学マニフェスト研究所の招聘研究員として、全国の地方自治体などで講演や対話による課題解決の方法などを精力的に指導されています。
横手市議会の議員研修などでも講師をお引き受けいただいており、グループワークのまとめ役として豊富な経験をお持ちの方です。
温和な口調で生徒と議員の緊張を和らげながら、スムーズにワールドカフェを進行していただきました。

テーマは「20年後の横手市の未来」です。
また、課題抽出のため「横手市の誇りに思うこと、残念に思うこと」についても意見交換をしました。

ワールドカフェの様子

写真:懇談会風景2

写真:懇談会風景3


写真:懇談会風景4

写真:懇談会風景5


写真:懇談会風景6

写真:懇談会風景7


写真:懇談会風景8

写真:懇談会風景9


写真:懇談会風景10

写真:懇談会風景11


写真:懇談会風景12

写真:懇談会風景13


写真:懇談会風景14

写真:懇談会風景15


写真:懇談会風景16

写真:懇談会風景17


写真:懇談会風景18

写真:懇談会風景19


写真:懇談会風景20

写真:懇談会風景21


写真:懇談会風景22

写真:懇談会風景23

こんな意見などが出ました

グループワークで使われた模造紙には、こんな意見などが書き込まれていました。一部をご紹介します。

横手市の誇り

街がきれい、四季がはっきりしている、優しい人が多い、人の繋がりがある、待ち時間がない並ばずにすむ、食べ物がおいしい、災害が少ない、空気がおいしい、地域の人と気軽に話せる、名産物が多い、豊かな自然、お米がおいしい、重大な事故・事件が少ない、お祭りイベントの整備・監視がしっかりしている、買い物がしやすい、親切、挨拶が多い、伝統的行事が多い、アウトドアが楽しい、歴史が誇れる、果物がおいしい、お城がある、子育てしやすい街、かまくらが有名、バレーが強い、温泉がある

横手市の残念なこと

雪が多すぎる、公共施設が少ない、若者が少ない、本格的な体育館が少ない、人と同じことをする、楽しいところが限られる、県外に出ると帰ってこない、雄物川に駅がない、交通の便が悪い、寒い、除雪する人が少ない、電車賃が高い、人が引っ込み思案、冬の転落事故が多い、田にごみが捨てられている、よいところを発信できていない、雪よせ雪下ろしが大変、少子高齢化、焼きそばとかまくらしかないと思われている、タピオカが飲めない、TBSが映らない

20年後の横手市の未来

遊ぶ場所が増えている、ロボットが仕事をたくさんしている、外国人が増えている、治安が悪くなる、公共施設が必要になる、都会みたいにはなってほしくない、横手に大学や専門学校を作ってほしい、商店街の復活、働く場所がたくさん、どこへ行くにも交通が便利になっている、子供がたくさん、農業・畜産業で全国的に有名になる、再生可能エネルギーが盛んになる、里山保全につとめ動物と仲良くなる、世界の食料供給の助けになる、生涯現役で税金を納める、ロボットが増えて働く人が少なくなる、逆に問題が増える、農業が大規模化、伝統を引き継ぐ若者が増える、空いている土地が全部工場になっている、歩道の雪壁がなくなる、全部を解決しなくてもいいのでは?課題が特徴になることもある、人口が少ないなりに頑張っている、課題解決したらみんな同じ町になる、雪を使ったイベントが増え観光客が増える、人の繋がりがなくなって優しい人がいなくなる、ババヘラアイスが続いてほしい、横手出身の有名人が増える、除雪が発達して交通事故が少なくなる、夢をかなえられる町になっている

 

写真:懇談会風景24

終了後のインタビューをしました

ワールドカフェ終了後、生徒の代表と奥山豊和広報広聴委員長に感想をインタビューしました。また、佐藤先生から講評のコメントをいただきました。

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