横手市の民話「鳥の海」がアニメになりました

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ページID1011763  更新日 2025年2月7日

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海ノ民話のまちプロジェクト

フォトセッション
完成表敬訪問した沼田心之介アニメ監督(左から2人目)と髙橋市長ら
(令和7年1月24日 横手市役所本庁舎)

 「海ノ民話のまちプロジェクト」は、公益財団法人日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環で、一般社団法人日本昔ばなし協会が海とのつながりや地域の誇りを子どもたちに伝え、語り継ぐことを目的としたプロジェクトです。日本中に残された海にまつわる民話や伝承を選定し、これまで65自治体に伝わる民話67作品がアニメ化され、令和6年度、秋田県では横手市が「海ノ民話のまち」に認定されアニメ「鳥の海」が制作されました。

民話「鳥の海」

 横手盆地が広大な農地に変貌するさまを描いた壮大なスケールの物語で、江戸時代の紀行家である菅江真澄が著した『雪の出羽路』に採録された古記録に、朝倉地区の伝承を組み合わせた「鳥の海の開拓」(糸井藤之助『横手の民話伝説』所収)がもとになっています。
 テレビアニメシリーズ『まんが日本昔ばなし』でも取り上げられ、1990年に同じ「鳥の海の開拓」のタイトルで放送されましたが、その時は一方の『雪の出羽路』の内容に即したものになっています。

アニメ「鳥の海」

明永長者と明保長者

だいだらぼっち

【あらすじ】

かつて横手盆地は広大な湖でした。

ある日、山を越えて横手にやってきた明永長者(みょうえいちょうじゃ)と明保長者(みょうほちょうじゃ)の兄弟。

明保長者は体調を崩し、村娘のお世話になります。弟がすっかり元気になると、兄弟はとんでもないことを考えはじめました。

広い湖の水をすべて海へ流して、そこを大きな平野にしようというのです。

この兄弟はいったい何者なのでしょうか。そして、本当にそんなことができるのでしょうか……

 【海のまなび】

このお話は、秋田県横手市に伝わる海の民話です。

日本一面積が広いとされる「横手盆地」が開拓され、田んぼや畑が広がり、人々の暮らしが豊かになっていく様子を、物語を通して伝えています。切り開かれた田畑のあまりの広さに、人々が神様の行いと考えたのも不思議ではありません。また、海と盆地をつなぐ雄物川は山の栄養を運び、豊かな海を育んでいるほか、かつては海との間を船が行き交い、人・もの・文化の交流を促していたのです。

雄物川

上映会・特別授業

上映会1

上映会2

 

 

 

 

 

 

 

 令和7年2月5日、横手市生涯学習館Ao-naにおいて、アニメの舞台にある朝倉小学校の4年生を対象に開催しました。上映後、文化財保護課長がアニメの背景を、海の民話のまちプロジェクトの阪口あき子プロデューサーがアニメ制作についてそれぞれ講話しました。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会教育総務部文化財保護課文化資源活用係
〒013-8601 秋田県横手市条里一丁目1番64号(条里南庁舎1階)
電話:0182-32-2403 ファクス:0182-32-4034
お問い合わせフォームは専用フォームをご利用ください。