ご存知ですか?地域の身近な相談相手「民生委員・児童委員」
民生委員・児童委員とは
民生委員・児童委員は、民生委員法および児童福祉法に基づき、厚生労働大臣から委嘱された地域福祉を担うボランティアで、非常勤の地方公務員として位置づけられます。
また、民生委員・児童委員のなかには、子どもや子育てに関する支援を専門に担当する主任児童委員がおり、学校などと連携して、地域の「子育て応援団」としてさまざまな活動に協力しています。
横手市においては、地区を担当する民生委員・児童委員282名と主任児童委員32名が委嘱されています。任期は3年で、現在の委員の任期は令和7年11月30日までです。
民生委員・児童委員は、同じ地域で生活する住民の一員として、住民からのさまざまな生活上の困りごとや心配ごとに関する相談に応じ、必要な支援を受けられるよう、地域の専門機関への「つなぎ役」としての役割を担っています。ただし、「つなぎ役」であり、専門職ではありませんので、具体的な生活支援を行ったり、金銭の取り扱いを伴う支援を行う立場にはありません。
民生委員・児童委員には、皆さまに安心して相談をしてもらえるよう、法に基づく「守秘義務」があります。心配ごと、悩みごとがある場合には、お気軽に近くの民生委員・児童委員にご相談ください。
民生委員・児童委員活動の7つのはたらき
民生委員・児童委員は、地域福祉の担い手として、住民個々の相談に応じ、その生活課題の解決にあたるとともに、地域全体の地域福祉増進のためにも取り組んでいます。
- 社会調査
ひとり暮らしのお年寄りなどに対して「声かけ」や「安否確認」を行ったり、小中学校との交流により子どもたちや子育て家庭をめぐる問題を話し合うなどしながら、担当区域内の住民の実態やあらゆる福祉ニーズを日常的に把握します。 - 相談
家族の介護に関することや子育てについての悩みなど、地域住民が抱える問題について、相手の立場に立って相談をお受けし、改善に向けてお手伝いします。 - 情報提供
障がい者などが日常生活を送るうえで必要な資金が借りられる貸付制度や、介護保険制度、社会福祉の制度やサービスについて、必要に応じてその内容や情報を提供します。 - 連絡通報
高齢者が在宅サービスを受けるために必要な対応を行政の窓口に連絡するなど、住民が個々の福祉ニーズに応じた福祉サービスが受けられるよう、行政や関係機関、団体、施設などに連絡し、必要な対応を促すパイプ役につとめます。 - 調整
介護保険制度等公的制度では対応できないようなニーズに対し、社会福祉協議会の事業やボランティア活動の利用を調整するなど、住民の福祉需要に対し、適切なサービスの提供が図られるように支援します。 - 生活支援
家族だけでは抱えきれない問題の解決に向け、近所の方やボランティア、関係者などとのネットワークをつくり対応するなど、住民の求める生活支援活動を自ら行い、支援体制をつくっていきます。 - 意見具申
通学路や子どもたちの遊び場における危険箇所について行政に改善を求めるなど、活動を通じて得た問題点や改善策についてとりまとめ、必要に応じて関係機関などに意見を提起します。
たとえば…こんなことで悩んでいませんか。
- 育児の悩み、いじめなど、どこに相談したらよいか分からない
- 介護や障がい者に関する福祉サービスの制度や窓口が分からない
- 高齢者のひとり暮らしで災害時の避難に不安がある
- 失業などにより、一時的な生活資金に困っている
- 近所で子ども、高齢者、障がい者などの虐待らしい様子を目撃した など
地域の民生委員児童委員
地域担当の民生委員・児童委員、主任児童委員の連絡先等については、社会福祉課または、お住いの地域の地域局市民サービス課にお問い合せください。
このページに関するお問い合わせ
市民福祉部社会福祉課企画調整係
〒 013-8601 秋田県横手市中央町8番2号(本庁舎4階)
電話:0182-35-2132 ファクス:0182-32-9709
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