子どもの定期予防接種の概要
子どもの定期予防接種に関する注意事項
接種対象年齢の起算日は、『誕生日の前日から』です。『未満』『至るまで』とは、いずれも『誕生日の前日』となります。なお、法律の改正などの事情により実施内容を変更する場合があります。
接種年齢対象者以外は全額自己負担になります。
定期予防接種協力医療機関
定期予防接種について、横手市内の協力医療機関を下記のファイル「定期予防接種協力医療機関一覧」にまとめております。
子どもの定期予防接種
ロタウイルス感染症
ロタウイルス胃腸炎は、感染力が非常に強く、激しい下痢や嘔吐を起こします。入院や、合併症を起こすこともあります。生後すぐに感染する場合もあるので、ワクチンの接種は早い時期に完了させます。ロタウイルスワクチンは2種類あり、どちらも飲むタイプの生ワクチンです。
どちらのワクチンもロタウイルス胃腸炎の発症を7~8割減らし、入院するような重症化はそのほとんどが予防できます。
ロタリックス(1価) |
ロタテック(5価) |
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接種対象者 |
出生6週0日後から24週0日後までの者 | 出生6週0日後から32週0日後までの者 |
接種方法 |
2回接種 ※初回接種を生後2か月から出生14週6日後までに行う |
3回接種 ※初回接種を生後2か月から出生14週6日後までに行う |
B型肝炎
B型肝炎ウイルスの感染により起こる肝臓の病気です。一過性の感染で終わる場合と、そのまま感染している状態が続いてしまう場合(この状態をキャリアといいます)があります。キャリアになると慢性肝炎になることがあり、そのうち一部の人では肝硬変や肝臓がんなど命に関わる病気を引き起こすこともあります。
- 接種対象者
- 1歳に至るまでの者
(標準として生後2か月から9か月に至るまでの者) - 接種方法
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3回接種
1回目と2回目は27日以上の間隔をおいて接種
3回目は初回接種後139日以上の間隔をおいて接種
Hib感染症
咳やくしゃみなどで体内に侵入し髄膜炎や肺炎などを起こします。特に乳児がかかりやすい病気です。
接種対象者/生後2か月から60か月に至るまでの者
接種開始が生後2か月から7か月に至るまでの場合 |
初回:27日から56日あけて3回 追加:初回接種終了後7月~13月の間隔をおいて1回 |
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接種開始が生後7か月から12か月に至るまでの場合 |
初回:27日から56日あけて2回 追加:初回接種終了後7月~13月の間隔をおいて1回 |
接種開始が生後12か月以上60か月に至るまでの場合 | 1回接種 |
小児用肺炎球菌
この菌は、子どもの多くが鼻の奥に保菌しています。抵抗力の低下や粘膜のバリアが損傷されると菌が体内に侵入し、髄膜炎や肺炎を起こします。
接種対象者/生後2か月から60か月に至るまでの者
接種開始が生後2か月から7か月に至るまでの場合 | 初回:27日以上あけて3回 追加:初回接種終了後60日以上あけて生後12か月から15か月の間に1回 |
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接種開始が生後7か月から12か月に至るまでの場合 |
初回:27日以上あけて2回 追加接種:初回接種終了後60日以上あけて生後12か月以降に1回 |
接種開始が生後12か月から24か月に至るまでの場合 | 60日以上あけて2回 |
接種開始が生後24か月以上60か月に至るまでの場合 | 1回接種 |
5種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオ、ヒブ)
- ジフテリア
ジフテリア菌が咳やくしゃみで空気の中に飛び出していって、うつる病気です。症状は高熱、のどの痛み、犬が吠えるような咳、嘔吐などです。ジフテリア菌の出す毒素によって、心臓や神経に後遺症を残すことがあります。 - 百日咳
百日咳菌が咳やくしゃみで空気の中に飛び出していって、うつる病気です。症状は風邪のような症状から始まり、咳がひどくなり、笛をふくような音が出ます。咳で息ができず、肺炎や脳症などの合併症を起こすことがあります。 - 破傷風
破傷風菌は土の中にいて、傷口から体の中に入ります。症状は口が開かない、全身のけいれんです。 - 不活化ポリオ
『小児まひ』とも言われる病気を予防するワクチンです。ポリオはポリオウイルスが便から排泄されたウイルスが口から入って、うつる病気です。症状は風邪のような症状から頭痛、嘔吐、そして麻痺が起こり、一部の方は後遺症が残ります。 - ヒブ
咳やくしゃみなどで体内に侵入し髄膜炎や肺炎などを起こします。特に乳児がかかりやすい病気です。
- 接種対象者
- 生後2か月から90か月に至るまでの者
- 接種方法
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初回:20日~56日までの間隔をおいて3回
追加:初回の3回目を終了後、6か月~18か月の間に1回
4種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオ)
- ジフテリア
ジフテリア菌が咳やくしゃみで空気の中に飛び出していって、うつる病気です。症状は高熱、のどの痛み、犬が吠えるような咳、嘔吐などです。ジフテリア菌の出す毒素によって、心臓や神経に後遺症を残すことがあります。 - 百日咳
百日咳菌が咳やくしゃみで空気の中に飛び出していって、うつる病気です。症状は風邪のような症状から始まり、咳がひどくなり、笛をふくような音が出ます。咳で息ができず、肺炎や脳症などの合併症を起こすことがあります。 - 破傷風
破傷風菌は土の中にいて、傷口から体の中に入ります。症状は口が開かない、全身のけいれんです。 - 不活化ポリオ
『小児まひ』とも言われる病気を予防するワクチンです。ポリオはポリオウイルスが便から排泄されたウイルスが口から入って、うつる病気です。症状は風邪のような症状から頭痛、嘔吐、そして麻痺が起こり、一部の方は後遺症が残ります。
- 接種対象者
- 生後2か月から90月に至るまでの者
- 接種方法
-
初回:20日~56日までの間隔において3回
追加:初回の3回目を終了後、6か月~18月の間に1回
2種混合(ジフテリア、破傷風)
- 接種対象者
- 11歳以上13歳未満(横手市では、小6に接種勧奨しております)
- 接種方法
- 1回接種
BCG
結核を予防するワクチンです。結核は結核菌によってうつります。結核に対する抵抗力は、お母さんからもらうことができません。
- 接種対象者
- 1歳未満の児(標準として生後5か月から8か月)
- 接種方法
-
1回
麻しん風しん混合(MR)
麻しんと風しんという二つの病気を予防するワクチンです。重い合併症を残すことがありますので早めに接種しましょう。
- 麻しん
麻しんウイルスが咳やくしゃみで空気の中に飛び出していって、うつる病気です。症状は熱、咳、鼻水、めやに、発疹です。気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎が主な合併症です。 - 風しん
風しんウイルスが咳やくしゃみで空気の中に飛び出していって、うつる病気です。三日はしかとも呼ばれます。症状は発疹、発熱、リンパ節の腫れ、目の充血などです。関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎が主な合併症です。
- 接種対象者
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1期/生後12~24か月に至るまでの者
2期/年長児
- 接種方法
- 各時期に1回接種する
水痘(水ぼうそう)
水痘は『みずぼうそう』ともいわれ、水痘・帯状疱疹ウイルスによる直接感染、せきやくしゃみによる飛沫感染あるいは空気感染によって感染します。特徴的な発疹が主な症状で、かゆみを伴います。
肺炎、気管支炎、肝炎、皮膚の細菌感染症、心膜炎、小脳炎、髄膜脳炎、血小板減少性紫斑病などが主な合併症です。
- 接種対象者
- 生後12か月~36か月に至るまでの者
- 接種方法
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初回:生後12か月から15か月の間に1回
2回目:1回目接種後3か月以上の間隔をおいて1回接種(標準として1回目の接種後6か月から12か月の間隔をおいて1回接種)
日本脳炎
日本脳炎ウイルスの感染によっておこる脳や脊髄などの病気を予防するワクチンです。ヒトからヒトへの感染はなく、ブタなどの動物の体内でウイルスが増殖した後、そのブタを刺したコガタアカイエカ(水田などに発生する蚊の一種)などがヒトを刺すことによって感染します。
症状が現れない場合が多いですが、症状が出る場合には潜伏期間の後に、数日間の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、その後、光への過敏症、意識障害(意識がなくなること)、けいれんなどの中枢神経系障害(脳の障害)を生じ、脳炎を発症した場合20~40パーセントが死亡に至る病気といわれています。
接種対象者 |
接種方法 |
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第1期初回 |
生後6~90か月に至るまでの者(標準として3歳児) | 6日~28日までの間隔をおいて2回接種 |
第1期追加 |
生後6~90か月に至るまでの者(標準として4歳児) |
初回終了後おおむね1年あけて1回 |
第2期 |
9歳以上13歳未満の児(標準として9歳児) |
1回 |
※平成19年4月1日以前に生まれた20歳未満の方で、接種機会を逃した方は、日本脳炎の定期予防接種を受けることができます。詳細は下記対象ページをご確認ください。
ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)
子宮頸がんの原因となるウイルスです。このウイルスには、たくさんの型があり、ワクチンによってすべての子宮頸がんを予防することができませんので、子宮頸がん検診を定期的に受けることが大切です。
- 接種対象者
- 小学6年生から高校1年生に相当する女子
- 接種方法
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2価:初回接種後1か月あけて2回目、初回接種後6か月あけて3回目接種
4価:初回接種後2か月あけて2回目、初回接種後6か月あけて3回目接種
9価:初回接種後2か月あけて2回目、初回接種後6か月あけて3回目接種
※初回接種当日に15歳未満の方は、2回接種で終了となります。
※平成9年度生まれ~19年度生まれでHPVワクチンの接種機会を逃した方について、接種料金を市が全額負担しています。また、積極的勧奨を差し控えていたことにより無料で接種できる機会を逃し、自費でHPVワクチンを接種した方について、条件を満たした場合、令和7年3月31日までに申請いただければ、接種費用を助成します。詳細は下記対象ページをご確認ください。
予防接種記録の照会・証明
予防接種記録の照会や証明書の発行については、「予防接種記録の照会・証明」のページをご覧ください。
問い合わせ先
地域名 | 担当課 | 電話番号 |
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横手地域 | 健康推進課(横手保健センター) | 0182-33-9600 |
増田地域 | 増田市民サービス課 | 0182-45-5514 |
平鹿地域 | 平鹿市民サービス課 | 0182-24-1114 |
雄物川地域 | 雄物川市民サービス課 | 0182-22-2157 |
大森地域 |
大森市民サービス課 |
0182-26-2115 |
十文字地域 | 十文字市民サービス課 | 0182-42-5114 |
山内地域 | 山内市民サービス課 | 0182-53-2933 |
大雄地域 | 大雄市民サービス課 | 0182-52-3905 |
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このページに関するお問い合わせ
市民福祉部健康推進課健康づくり係
〒013-0044 秋田県横手市横山町1-1
電話:0182-33-9600 ファクス:0182-33-9601
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