「雪の出羽路 平鹿郡」写本(デジタルデータ)

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戎谷南山筆「雪の出羽路 平鹿郡」写本第13巻より「横手郷」冒頭部分
写真:戎谷南山筆「雪の出羽路 平鹿郡」写本第13巻より「横手郷」冒頭部分

横手図書館が所蔵する戎谷南山筆「雪の出羽路 平鹿郡」写本(全14巻)のデジタルデータを公開します。

横手図書館が所蔵する写本は戎谷南山(1866~1949)によって模写されたもので、大正15年(1926)12月から昭和6(1931)年1月の期間に図書館で受け入れました。
14巻全巻が揃い、平成11年(1999)1月に横手市指定文化財となりました。

戎谷南山筆「雪の出羽路 平鹿郡」写本

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第1巻

画像:「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第1巻
「雪の出羽路 平鹿郡」
写本 第1巻

※表紙の裏(見返し)に貼り紙あり。貼付者・貼付時期不明。
「原本は秋田市那波氏にある」と記載されていますが貼付当時の本資料への認識を示す情報としてあえて貼付のままとしています。

序文で「平鹿」の地名由来を記しています。
親郷・角間川村と寄郷8ヵ村(門ノ目村・新角間川村・百万苅村・黒川村・板井田村・松田新田村・袴形村・十日町村)について記されています(角間川村は現・大仙市域)。

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第2巻

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第2巻
「雪の出羽路 平鹿郡」
写本 第2巻

親郷・沼館村と寄郷十ヵ村(今宿村・矢神村・下河原村・造山村・南形村・深井村・道地村・柏木村・東里村・西石塚村)について記されています(すべて雄物川町域)。

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第3巻

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第3巻
「雪の出羽路 平鹿郡」
写本 第3巻

大森村・猿田村・上溝村・二井山村の4ヵ村について記されています(二井山村は雄物川町域、その他は大森町域)。

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第4巻

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第4巻
「雪の出羽路 平鹿郡」
写本 第4巻

保呂羽山にかかわる事柄について記されています。波宇志別(はうしわけ)神社の神官を務めていた大友家の記録が主となっており、縁起、年中行事、古記録、伝承などの聞き書きなどが含まれています。

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第5巻

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第5巻
「雪の出羽道 平鹿郡」
写本 第5巻

八沢木村(大森町域)について記されています。八沢木村は大森村・猿田村・上溝村・二井山村の親郷です。

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第6巻

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第6巻
「雪の出羽路 平鹿郡」
写本 第6巻

親郷・阿気村(大雄域)と寄郷5ヵ村(薄井村・小出村・大塚村・平柳村・宮田村)について記されています(薄井・小出・大塚は雄物川町域、平柳・宮田は大雄域)。

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第7巻

「雪の出羽路 平鹿郡」第7巻
「雪の出羽路 平鹿郡」
写本 第7巻

親郷・下境村と寄郷10ヵ村(田村・八柏村・塚堀村・七日市村・清水町村・根田谷地村・桜森村・赤河村・下八丁村・猪岡村)について記されています(田村・八柏・根田谷地・桜森は大雄域)。

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第8巻

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第8巻
「雪の出羽路 平鹿郡」
写本 第8巻

親郷・浅舞村と寄郷10ヵ村(樽見内村・砂子田村・上鍋倉村・下鍋倉村・十五野村・住吉荒田目村・与作村・中吉田村・下吉田村・東石塚村)について記されています(浅舞村は平鹿町域。寄郷はおもに平鹿町西部と十文字町中部)。

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第9巻

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第9巻
「雪の出羽路 平鹿郡」
写本 第9巻

親郷・植田村と寄郷12ヵ村(越前村・海蔵院村・志摩新田村・今泉村・下堀村・真木村・別明村・谷地新田村・西野村・常野村・源田左馬村・木下村)について記されています(西野村・常野村は雄物川町域。その他の村は十文字町域)。

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第10巻

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第10巻
「雪の出羽路 平鹿郡」
写本 第10巻

親郷・増田村と寄郷10ヵ村(縫殿村・八木村・二井田村・古内村・新関村・新古内村・腕越村・上亀田村・下亀田村・明沢村)について記されています(寄郷は増田町域の北西部と十文字町域の南東部)。

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第11巻

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第11巻
「雪の出羽路 平鹿郡」
写本 第11巻

親郷・醍醐村と寄郷10ヵ村(梨木羽場村・石成村・馬鞍村・新藤柳田村・外ノ目村・下樋ノ口村・深間内村・上吉田村・客殿薊谷地村・上樋ノ口村)について記されています(梨木羽場村は十文字町域、新藤柳田村・外ノ目村は横手地域。その他の村は平鹿町域)。

 

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第12巻

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第12巻
「雪の出羽路 平鹿郡」
写本 第12巻

横手町の寄郷18ヵ村(大屋寺内村・大屋新町村・婦気大堤村・安田村・赤坂村・三本柳村・八幡村・静町村・上八丁村・上境村・関根村・三原村・明永村・見入野新田村・杉沢村・杉目村・横手前郷村・大沢村)について記されています。すべて横手地域です。

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第13巻

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第13巻
「雪の出羽路 平鹿郡」
写本 第13巻

横手町やその歴史について記されています。横手の外町・内町、武士や商家についての記述のほか、修験を含む15の寺院について記されています。戦国期に横手の戦国大名であった小野寺氏についてや、江戸時代の横手城代・戸村氏の逸話なども記されています。

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第14巻

「雪の出羽路 平鹿郡」写本 第14巻
「雪の出羽路 平鹿郡」
写本 第14巻

現在の山内地域一帯にあたる9ヵ村(土淵村・平野沢村・筏村・南郷村・三又村・黒沢村・小松川村・大松川村・丹波開村)について記されています。

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