第20回読書に関する作品コンクール審査結果

• 第20回読書に関する作品コンクール入賞者一覧 （PDF 123.3KB）

審査結果

特選

♪すい海とにんじ若♪

認定こども園上宮第一幼稚園　海老原　桜

『はっきよい 畑場所』かがくいひろし／作　講談社

作品選評

　迫力満点の野菜のお相撲さんが、「はっけよいのこった」の声でぶつかり合う音が聞こえてきそうです。お話の中では、すい海とにんじ若は戦わなかったと思うのですが、きっと戦ってほしい二人だったんですね。緑とオレンジの色の対比、まん丸と三角の対比もよく描けています。汗が飛び散るほどの接戦を感じますし、土俵の周りで大きな声で応援している人たちの表情もなんとも言えません。応援しているのは幼稚園のお友達かな？キャラクター一つひとつが魅力的なこの絵本、たくさんの対戦を想像するのが楽しいです。

優秀賞

いっぱい食べて　ふとっちょになっちゃった

認定こども園上宮第二幼稚園　泉　碧海

『はらぺこあおむし』エリック・カール／作　もりひさし／訳　偕成社

作品選評

　カラフルでふとっちょなあおむしくんの、お腹いっぱいになってとっても満足そうな笑顔とモゾモゾ動いている感じが描かれていて、たまらなくすてきです。胴体の模様が少しずつ違っているのもおしゃれです。月曜日から毎日食べた食べ物が丁寧に描かれていて、ストーリーがよく表れています。後は、きれいな蝶になるのが楽しみです。

おばけかぞく

浅舞感恩講保育園　下総　藍

『おばけかぞくのいちにち』西平あかね／作　福音館書店

作品選評

　おばけってちょっとこわいけれど、この本は、おばけにも家族がいて、人間と同じように遊んだり、ご飯を食べたり、眠ったりしているんですもん。仲良しになれそうです。そんな気持ちがこの絵の中にも表れていました。絵の具やクレヨンだけでなく、折り紙を使っておばけのヒラヒラした感じを表したところもすてきです。

丸飲みにされてもへっちゃらさ　おなかの中で刀を「えい！」

認定こども園上宮第二幼稚園　平野　玲央

『いっすんぼうし』関根榮一／文　村上豊／絵　チャイルド本社

作品選評

　ずっと昔から親しまれてきたお話ですが、こんなに力強い一寸法師にはなかなか会えないです。お腹の中で鋭い刀をさす力強い表情がよく描かれています。こんなに大きくて、爪も尖った鬼に立ち向かう勇気が、ジンジンと伝わってきます。

のりまきれっしゃでゴー!！

認定こども園土屋幼稚園・保育園　宮崎　新奈

『おすしがあるひ　たびにでた』田中達也／作　白泉社

作品選評

　こんな太くて長くて、おいしそうな列車があったらいいだろうなあって憧れてしまいます。みんなはどこに行くのでしょう。とっても楽しそうな表情です。線路や煙がスピード感を感じさせてくれますし、外の景色もとってもお出かけ日和です。

入選

おじいさん　ねずみのくにへようこそ

認定こども園上宮第一幼稚園　飯泉　結月

『おむすび　ころりん』長崎桃子／文　石戸さとみ／絵　世界文化社

 

 

みんな　なかよし

吉田保育所　奥山　絢未

『ないた　あかおに』浜田廣介／文　池田龍雄／絵　偕成社

 

 

わたしがはいりたい　はれたひのてぶくろ

アソカ保育園　柴田　真佑

『てぶくろ』エウゲーニー・M・ラチョフ／え　うちだりさこ／やく　福音館書店

 

 

野菜を食べられるようになった僕

アソカ保育園　大山　煌介

『おなかのこびと』よしむらあきこ／作・絵・デザイン　教育画劇

 

 

にっこりかえるのきょうだい　み～んななかよしさ！

さんない保育園　小野寺　然

『999ひきのきょうだい』木村研／文　村上康成／絵　ひさかたチャイルド