議会改革に関する特別委員会 (平成25年12月~平成26年12月)
平成25年12月定例会初日(12月2日)の本会議において、「議会広報委員会のあり方」「議会報告会のあり方」「議会基本条例の運用確認」など議会改革に関することについて調査研究を行う『議会改革に関する特別委員会(委員10人)』を設置しました。
中間報告(平成26年3月定例会)
平成26年3月定例会最終日(3月19日)の本会議において、設置から2月末までに調査・検討した経過を報告しました。
報告の要旨
1.議会基本条例について
第19条(達成度の検証を議会運営委員会が担うこと)について検討。
- 議会運営委員会は議会全体のスケジュールを調整する場であり、議会運営委員会とは別に常設の協議機関を設置して検証を行うべきとの意見で集約された。
- 新たな協議機関の任務は、条例の達成度の検証のほか、議会の改革・改善に向けた協議・提言行うこと。任期は2年、定数は当特別委員会と同程度が望ましい。
- 新たな協議機関は、要綱や会議規則に基づいて設置されるべき。その場合、条例の改正と併せて関係例規の改正や整備が必要となる。
2.議会報告会について
開催方法、報告内容などについて検討。
- 小学校区単位の開催にして細やかに地域に出向くことで、より多くの市民に参加して頂けるものと考えられる。(地区会議等の共催も模索する)
- 地域の団体との共催は、地域課題を把握できるメリットもあるが、逆に多くの要望が出されるだけとなる可能性もあることから、進め方については今後検討する。
- 市民側からの要請に応じた開催も検討している。
- 報告の際は、審議の経過説明が重要である。また、議会側からの一方的な報告に終始するのではなく、市民から質疑を受けながら議論を進めることも必要。
- さらに検討を重ね、6月定例会以降の開催を目指す。
議会改革の先進地を視察
平成26年4月15日から17日までの3日間、議会改革の先進地である山口県山陽小野田市と山口県防府市への視察を実施しました。
山陽小野田市では広報広聴特別委員会の活動などについて、防府市では議会報告会について調査を行いました。
最終報告(平成26年12月定例会)
平成25年12月の設置以来、19回の委員会を開催し、付託された3項目について活発な議論を重ねてきました。
また、この間、先進地視察や議会報告会を実施し、その結果も参考にしながら委員会審査を進めてきました。
このような経過を踏まえて、平成26年12月定例会最終日(12月10日)の本会議において、調査結果の報告を行いました。
報告の要旨
1.議会広報委員会のあり方
- 委員会の機能強化を図るため、現行の「協議の場」から「特別委員会」に位置付けを変え、委員会の中に広報部会と広聴部会を設置する。
- 広報部会は、現在の広報委員会が行っている情報発信業務(議会だより、FM,HP)を引継ぐ。広聴部会は、議会報告会や各種団体等からの要請に応じた意見交換会など、直接市民と情報交換する業務を担う。
- 特別委員会は、正副議長、議会運営委員を除く議員全員で組織する。
2.議会報告会のあり方
- 地区会議や町内会等との共催を中心に、市民側の要請に応じて開催する方法は、参加者の増加と地域の実情や課題の把握に大きな効果がある。
- 地区会議等との共催は、議会報告会の開催方法のひとつとして確立していくべきである。
- 報告会でいただいた意見をフィードバックするシステムの構築が必要である。
3.議会基本条例の運用確認
- 議会改革に関する事項を協議する専門機関として「議会改革推進会議」を設置し、議会基本条例に明記する。
- 議会改革推進会議が議会基本条例の達成度の検証等を行う。
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