家庭教育とは
家庭教育とは、保護者が家庭で子どもに対して行う教育(しつけなど)のことです。
家庭の中で、子どもはたくさんのことを学んでいきます。
「教育の原点は家庭にある」ともいわれています。家族であいさつを交わしたり、一緒にごはんを食べたり、一日のできごとを話したりするなど、家庭生活の場面一つ一つが、今後の社会をよりよく生きていくうえで重要な役割を果たします。
家庭教育で心がけたい6つのポイント
学校の先生たちに家庭で心がけたいポイントを教えてもらいました。ぜひ参考にしてみてください。
1 家族であいさつをしましょう
家庭は、子どもにとって最も安らぐ居場所です。そこで交わされる温かい会話や団らんを通して、子どもは多くのことを学んでいきます。
「おはよう」「いってらっしゃい」「ただいま」「おかえり」「おやすみ」などの言葉は、穏やかな気持ちをつくります。
「いただきます」「ごちそうさま」「ありがとう」「ごめんなさい」は感謝と素直な気持ちを育てます。
そして、これらの言葉は、人と人との絆をより深いものにしてくれます。
2 早寝・早起き・朝ごはんで生活のリズムをつくりましょう
規則正しい生活を習慣づけることで、一日の生活リズムができ、さらに脳が活性化され学力や体力の向上にもつながるということが、さまざまな研究・調査からわかってきました。
「早寝・早起き」を習慣づけるには、早く起きることから始めてみましょう。
そして、日中たくさん活動することで体が早寝を求めることが実感できると思います。
早起きした後は朝ごはんをきちんと食べて、脳と体にエネルギーをいきわたらせましょう。
今から早寝・早起きの習慣をつけておくと、登校にも余裕ができますね。
3 子どもを受け止め、認めてあげましょう
子どもは「何があっても自分を受け入れてくれる場所がある」と思うことで、ゆるぎない自己肯定感が育まれます。
まずは目標をもたせ、やろうとする気持ちやそのプロセスを応援し、小さな成功でもほめてあげましょう。
子どもを「認める」「ほめる」声かけが上手になると、叱ることが減ってきますよ。
4 本と触れ合う機会をつくってあげましょう
この時期の子どもは、何回も同じ本を読むという特徴があります。そうすることで、楽しみながら言葉のイメージを膨らませているのです。読み聞かせなどで、子どもが本と触れ合う機会をつくってあげましょう。
お気に入りの本を見つけることも、この時期の子どもの大事な読書の仕方です。
子どもと一緒に地域の図書館に行って、興味を持てる本にたくさんふれさせてあげましょう。
5 メディアと上手に付き合いましょう
テレビやスマホなど、メディアとともに暮らす時代だからこそ、子どもが小さいうちから制限なくそれらに触れるのではなく、ルールを守りながら使うものだと学ぶことは、とても大切です。
ごはんを食べるときは触らないなど、家族でルールを決め、取り組んでみましょう。
子どもの好奇心は無限です。
そのため、メディアから多くの情報を得ることができますが、その知識などを体験に結び付けるようにしたいものです。体験を加えることで、理解を一層深めることができます。
メディアを上手に活用し、子どもの可能性を広げてあげましょう。
6 自然に触れ、五感を刺激しましょう
遊びを通して学ぶことも、子どもにはとても大切です。特に外での遊びは、虫や花、風や日の光など自然に直接触れるため五感が刺激され、体験とともにたくさんのことを覚えていきます。
お子さんが何に目をうばわれ、何に興味を示すのか楽しみですね。
ぜひ、子どもと一緒に自然の中でたくさん遊んであげてください。
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