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匠~日高 洋行さん(市報よこて2012年9月1日号掲載)

Vol.81 環境改善推進者

ボランティアで環境改善に取り組む

環境問題は、若い人たちにも関心を持ってもらいたい。

環境問題は、若い人たちにも関心を持ってもらいたい。

 急激な経済成長の反面、公害などの環境悪化が問題となった高度経済成長期。成熟期を迎えた現代にあってもフロンガスなどの排出によるオゾン層の破壊など、環境問題は常に私たちと身近な関係にある。そうした中、市内で身近な環境改善に地域の人たち
と取り組む匠が日高さんである。
 有用微生物群という自然界にある乳酸菌、酵母菌、光合成細菌などを総称したEM(※)を用いて環境浄化に取り組んでいる匠。EMを糖蜜で培養した活性液や不純物を極力取り除いた土に菌を混ぜ合わせたEM団子を沼や池に投入している。3年程前から浄化作業を行っている朝日が丘地区の荒沼は、臭いが軽減されたとの声が聞かれ、今後更なる水質改善が期待されている。
 高校卒業後、横浜市の三菱造船所で造船に必要な機械技術を習得。その後、横手にUターンし、鉄工所で金型の作製に携わる。また、当時市内初のめっき工場に転職し、技術を磨きながら営業で他県まで訪問し受注を得てきた。「ものづくりに興味があり今振り返るとそれを仕事にできたことに幸せを感じる。めっき工場での営業は自社の利潤獲得だけでなく、市内の関連会社のことも頭にあった」と周囲にも気を配る匠の堅実な技術畑の経験が、環境保全を推進する根底にある。
 3年程前からEM活性液やEM団子を投入している睦成地区の七日市沼の浄化活動には、鳳中学校科学部の生徒も参加し、水のp H値の観測など科学的検証を行っている。また、昨年からは山内地域の鶴ヶ池にも投入を始め、活動は広がりを見せている。
 「後世に住みやすい環境を残すのは、今を生きる私たちの責務。今後は、もっと若い人たちに環境に対する関心を持ってもらいたい」と真摯に語る匠は、これからも地域のために仲間と協力しながら環境保全に取り組んでいく。
(※)Effective(有用な)Microorganisms(微生物群)

日高 洋行さん(72歳・横手)

匠~日高 洋行さん
ひだか ようこう
昭和15年、旧境町村生まれ。高校卒業後、三菱造船所横浜工場に就職。その後横手市にUターンし精密機械会社、めっき工場と一貫して『ものづくり』の仕事に携わる。公害防止管理者水質2種取得。地域の池や沼などの水質改善に取り組む。現在、横手EM推進会(会員38人)会長。

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