小学校4年生社会科学習の一環として水道出前授業を行っています
横手市立栄小学校にて水道出前授業を行いました
令和4年9月27日に、横手市立栄小学校にて水道出前授業を行いました。
横手市では、横手市内の小学校4年生を対象に普段知ることのできない水道の仕組みを、水道課職員の説明や実験を通して学習する水道出前授業を行っています。
授業では、横手市大沢にある大沢浄水場・大沢第二浄水場の内部の仕組みや、お家に水道水が届くまでの仕組みを実験も交えながら子どもたちと一緒に学習していきます。
栄小学校の皆さんはすでに大沢浄水場を見学していたため、水道課職員からの問いに対してスラスラと答えることができており、しっかり勉強してきたことが伝わってきました。
授業の中では、説明だけでなくいくつかクイズも出題していきます。中でも盛り上がったクイズについて紹介したいと思いますので、ぜひ答えを考えてみてください。
Q 横手市には、全体で約1,000kmの水道管が通っていますが、一番大きい水道管は直径でどのくらいの大きさでしょうか。
(1)20センチメートル
(2)40センチメートル
(3)60センチメートル
正解は・・・
(3)の60センチメートルです。思っていたよりも大きかったために、子どもたちからは、大きい!ウォータースライダーみたい!との声が上がりました。
実験
実験の授業では、ポリ塩化アルミニウム通称PACと、原水と呼ばれる浄水場できれいにする前の川の水を使った実験を行いました。
原水の中にPACを入れて割りばしでかき混ぜると、水の中に溶けこんでいる小さな泥やちりがくっついてフロックと呼ばれる大きな固まりが作られます。
この作業は上水を作る過程で大沢浄水場で実際に行われており、フロックを形成することによって小さな泥やちりを沈殿池で沈みやすくしています。
気象条件により今回はごみが出にくい日でしたが、気象条件とPACの量が合致すると下の写真ほどのごみの固まりを作ることができます。
一見きれいに見える川の水でも、見えない汚れがたくさん含まれていることがわかります。
水道出前授業を終えて
私たちの生活に当たり前にある水道水ですが、当たり前にあるからこそどうやって上水は作られているのか、どうやって運ばれているのかを実際に働いている職員から学ぶ機会は非常に貴重です。
今回の授業を通して、これからを担う子どもたちに、水道水はたくさんの過程を経て皆さんのもとへ届けられているということを知ってもらえるきっかけとなれば幸いです。
授業も実験も一生懸命取り組んでくれた栄小学校のみなさんありがとうございました。
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