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伝統的建物の公開情報

山吉肥料店

山吉肥料店

〔特徴・見所〕

主屋の建築は、その外観の様式や、事後工事と思える漆喰の小壁に穴を開けた電線引き込み等から、当地区に電気が配電された明治43年以前の建築であることが推定され、水屋から蔵前の小屋組に和小屋組ではなく洋小屋組(トラス)が用いられていることから、この部分は、大正期から内蔵が建築された昭和前期に改修されたものと思われます。
また、当家の内蔵は、増田の土蔵文化の終盤期である昭和前期の建造といわれています。土蔵(内蔵)造りの盛んであった増田地域においても、昭和に入ると社会・経済情勢の変化や安価で施工期間の短いコンクリートの普及により、昔ながらの土蔵造りは激減していきました。そんな時代の中で建造された当家の内蔵は、規模も大きく、土蔵の仕上げとなる漆喰には技の極といえる職人の卓越した技術を見ることができます。
増田地域に残る内蔵では新しい蔵ですが、明治・大正と土蔵造りで磨き上げた増田の職人達の卓越した技が凝縮された、増田の蔵の集大成といえる貴重な内蔵です。

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