(5)住宅用火災警報器の奏功事例とその効果

ページID1004599  更新日 2021年9月28日

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本ページでは、「住宅用火災警報器」が有効に作動して、大事に至らなかった事例と設置効果について紹介しています。

住宅用火災警報器の設置によって大事に至らなかった事例

イラスト:推進シンボルキャラクター住警器消太

ちけででえがったぁ!
「住宅用火災警報器」
えがったぁ!えがったぁ!

事例 1

午前11時頃、家人がガスコンロに鍋をかけ外出したため、鍋から煙が上がり、玄関ホールに取り付けていた「住宅用火災警報器」が作動したものです。
この事例は、道路を歩いていた女性が、窓から煙が出ているのを見つけ、警報音を確認して119番通報したため、火災には至らなかったものです。

事例 2

午前7時頃、家人がガスコンロに鍋をかけ忘れて外出したため、鍋から煙が上がり「住宅用火災警報器」が作動したものです。
この事例は、近所の住民が警報音に気づき、施錠されていない住宅窓から進入したところ、鍋から煙が上がっており、ガスコンロの火を止め119番通報したため、火災には至らなかったものです。

事例 3

午後11時50分、家人が鍋にインスタントラーメンを入れガステーブルに掛けたまま、テレビを見ていて寝込んでしまい、インスタントラーメンが焦げて発生した煙により「住宅用火災警報器」が作動したものです。
この事例は、隣のアパートの住人が異臭と警報音に気づいて110番通報し、警察官からの指示により、アパートの住人を避難させたものです。
当事者は、外で窓を叩く音と警報音で目を覚まし、ガステーブルの火を止めたので、火災には至らなかったものです。

事例 4

午前2時頃、住宅敷地内で火災が発生し、住宅内に入り込んだ煙により「住宅用火災警報器」が作動したものです。
就寝中の家人が警報音で目覚めて火災を発見し、119番通報と消火器や水道水で初期消火を実施、住宅の一部を焼いただけで大事には至らなかったものです。
就寝中の火災であり、「住宅用火災警報器」が設置されていなければ発見が遅れ、大きな被害が発生したと予想されます。「住宅用火災警報器」により命が救われた事例と言えます。

事例 5

午前2時頃、トイレ付近で火災が発生し、廊下に設置していた「住宅用火災警報器」が作動したものです。
この事例は、1階に寝ていた家人が警報音で目が覚め、住宅内に煙が立ち込めていたため、家族で浴槽に張っていた水で初期消火し、住宅の一部を焼いただけで大事には至らなったものです。
就寝中の火災であり、「住宅用火災警報器」が設置されていなければ発見が遅れ、大きな被害が発生したと予想されます。「住宅用火災警報器」により命が救われた事例と言えます。

事例 6

午後7時30分頃、2階から火災が発生し階段室の「住宅用火災警報器」が作動したものです。
この事例は、1階台所で家人が後片付け中、警報音に気づいて確認しにいったところ、階段および2階廊下に煙が立ち込めており、すぐに火事ぶれをして2階で就寝中の男性を避難させることができたものです。
「住宅用火災警報器」が設置されていなければ、火災に気づかず逃げ遅れた可能性があります。「住宅用火災警報器」により命が救われた事例と言えます。

事例 7

午前6時50分頃、共同住宅に設置された電気コンロのスイッチを家人が誤っていれ、そのまま外出しため、電気コンロ上に置かれていた電気ポットが加熱され溶融し煙が発生、警備会社移報式の住宅用火災警報器が煙を感知し消防機関に通報されたものです。
「住宅用火災警報器」が設置されていなければ発見が遅れ、大きな被害が発生したと予想される事例といえます。

事例 8

午後0時50分頃、通行人が「住宅用火災警報器」の警報音に気づき、住宅内を確認して火災を発見、初期消火と119番通報したものです。
留守中の住宅で発生した火災でしたが、早期発見、早期通報により、住宅の一部を焼いただけで大事には至らず、「住宅用火災警報器」が設置されていなければ、大きな被害が発生したと予想される事例といえます。

事例 9

午後5時25分頃、家人が1階台所でガスコンロに鍋をかけ、その場を離れたところ、居間に設置していた住宅用火災警報器が作動したものです。
この事例は、家人が警報音に気付いて台所に向かうと、鍋の内容物が焦げて煙が出ており、直ぐにガスコンロの火を止めたため、火災に至らなかった事例です。

事例 10

午前11時30分頃、共同住宅の住人がフライパンで調理中、ガスコンロの火を消し忘れてそのまま外出したため、フライパンから煙が上がり、寝室の「住宅用火災警報器」が作動したものです。
この事例は、共同住宅を訪れた人が警報音に気づいて携帯電話で119番通報し、消防隊が確認したところ、室内に煙は充満していたものの、フライパンの内容物が焦げただけで火災に至らなかったものです。
「住宅用火災警報器」が設置されていなければ発見が遅れ、大きな被害が発生したと予想される事例といえます。

事例 11

午後0時10分頃、認知症の家人がガスコンロに鍋をかけ、鍋が焦げ発煙してもなお調理を続け、台所に設置してある住宅用火災警報器が作動したものです。
この事例は、住宅にいた家人(孫)が警報音に気づいて台所に向かうと煙が充満しており、直ぐに近隣宅の友人宅に駆け込み119番通報を依頼したことにより、早期発見、早期通報につながった事例といえます。
また、鍋の内容物が焦げただけで火災に至らなかったものであり、「住宅用火災警報器」を設置していなければ発見が遅れ、大きな被害が発生したと予想されます。

事例 12(連動型住宅用火災警報器)

1階の寝室で家族全員が就寝中、玄関に放火され火災が発生、現在の住宅は密閉性が高く煙が寝室に流入しなかったため、階段に設置した感知器が煙を感知し、寝室を含む家中の感知器が連動して作動し警報を発したものです。早期に火災を覚知し家族全員が無事に避難できた事例です。
 

イラスト:推進シンボルキャラクター住警器消子

住宅用火災警報器の設置効果

グラフ:住宅用火災警報器の設置効果 総務省消防庁HPより

住宅用火災警報器の設置効果は数値として表れています!

奏功事例については、総務省消防庁ホームページの「住宅防火情報」でご覧いただけます。

このページに関するお問い合わせ

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